クローン病の定期検査のため大腸内視鏡検査を受けてきました。

入院していた病室のベッド

今日(というより昨日)は、勇気を振り絞って日帰り入院でクローン病の定期検査に行って参りました。

前日に心配していたピコスルファートの効果ですが、朝になって何度かトイレに行ったものの、その効き目は緩やかでとても自然な感じでした。その後の移動中も幸いコンビニに飛び込む事もなく無事に病院までたどり着くことができましたよ。

下剤祭りww

さて、今日の日帰り入院では、大腸内視鏡検査の前処置を病院で行う段取りになっていたので、まずは病室へ。まぁ、今回も一番の難関は、やっぱりコイツなわけですよっww(あ、画像が裏向きだったわ・・・)

経口腸管洗浄剤 モビプレップ 背面

ハイ、毎年恒例の下剤祭りですね・・・( ̄▽ ̄;)

毎回、下剤を飲むのに苦労する私にとって、すでに定期検査のメインは、本番の内視鏡検査よりもむしろ「如何に下剤の工程をクリアするか」という一点が悩みの種なのです。

ただ、今回は使用する下剤をいつも飲んでいるニフレックではなく、モビプレップというまた別な種類の下剤に変えてもらいました。大腸内視鏡検査の前処置の選択肢としては、他にもビジクリアという錠剤タイプの下剤もあるのですが、50錠と大量に飲まなければならないということで、モビプレップを選択しました。

モビプレップ

経口腸管洗浄剤 モビプレップ 前面

このモビプレップという下剤は、ニフレックと同じような経口腸管洗浄剤なのですが、飲む量にちょっとした違いがあります。看護師さんの説明では、モビプレップ 1リットル + 水またはお茶 0.5リットルで通常は便がキレイになるのだとか。もちろん、それでもダメな場合は、更に追加でモビプレップ 0.5リットル + 水またはお茶 0.25リットルを飲むことになるのだそうですが・・・。

ニフレックの場合、通常2リットルを飲まなければならないことを考えると、かなり気が楽になりますよね。しかし、まぁ世の中そんな旨い話は無いとは思いつつも少しでも下剤を飲む量を減らしたくて、今回はこれを選んだわけです。

モビプレップのお味は?

ニフレックの味について、よく「薄いスポーツドリンクのような味」と表現されることがあるのですが、モビプレップの場合はどうでしょう。私が飲んでみた感想は、ニフレックよりも濃いめの味で酸味があって美味しくない梅ジュースみたいな感じ?・・・でしたww

いやぁ、だってニフレックもモビプレップもどちらも最終的には塩っ辛く感じて体が受け付けなくなるから、結局、美味しく飲める下剤なんて無いってことだけは良くわかりました。強いて言えば、味は抜きにしてニフレックに比べて飲む量が少なくて済むモビプレップの方が、少しばかり精神的な負担が軽くなるかなといったところでしょうか。

結局、どのくらい飲んだの?

結果的には、今回の下剤は今までで一番負担の軽い前処置になりました。しかし、やっぱり0.7~0.8リットルほど飲んだあたりで急激な吐き気に襲われたので、それ以上無理に飲み進めることはできなかったのですが、不思議なことに水や紅茶は少しですが飲むことができたので、それらで口直しをしながら騙し騙し下剤を流し混んでいき、予定通りのモビプレップ 約1リットル + 水 約0.5リットルで前処置をクリアすることができました。いやぁ、合い間に飲んでいた紅茶の甘味には本当に助けられました。これが無かったら、規定量まで飲み切れなかったかもしれません。

ペットボトルの紅茶(アイスティー)

ただし、今回は上手く事が運びましたが、腸の中がキレイになるまでに必要な下剤の量は、どうしても個人差があるので、少しで済む人もいれば沢山飲まないとキレイにならない人もいますので、あまり鵜呑みにはしないでくださいね。

自身の経験から思うに、大切なのは医師や看護師さんからの指示を守って、病院から渡される検査食だけに頼らずに検査の数日前からはなるべく消化の良い食事を摂るように心掛けると、前処置の負担も少なくなるかもしれません。それと、水分をしっかりと摂ることも忘れないでくださいね。

肝心の検査の方はというと・・・

肝心の検査の詳細についてはですね・・・。前回の検査では、鎮静剤を使っていてもかなり意識があったのですが、今回は、スタート直後から鎮静剤がバッチリと効いていて検査中の記憶はほとんどありませんでしたww

大腸内視鏡の検査が始まってすぐ少し痛みを感じたところまでは覚えているのですが、ふと気が付いた時には、胃の内視鏡が終わって内視鏡が口から抜き取られるところでした。あとから落ち着いて思い出してみると、途中で身体の向きを変える場面や、胃の内視鏡を入れる前に喉の奥に麻酔のスプレーを吹きかけてマウスピースをはめている場面など断片的な記憶はあるのものの、ほとんど感触だけで映像の記憶は残っていませんでした。ということで、初めての口からの胃カメラは、ほとんど記憶がありません( ̄▽ ̄;)

それにしても、お医者さんの鎮静剤のコントロールって凄いですよね。検査中は、ほとんど痛みを感じないほどに眠ってしまっていたのに、検査が終わる頃にはかなり意識もハッキリしていて会話ができるくらいにまで回復していました。

点滴を受けながら安静中の様子

しかし、そうは言っても検査直後は少し身体を起こすだけでクラクラするような状態なので、病室まではストレッチャーで運んでもらい、2時間ほどそのままベッドの上で安静にして更に回復してから帰路につくことになりました。

今日の検査では、途中で生検も採取していたので、検査の詳細な結果は、また後日に病院に聞きに行かなければ分からないのですが、検査をしてくださった先生のお話では、ひとまずは特に異常は無さそうだったそうです。今年も寛解状態が維持できるといいなぁ···。

日帰り入院を体験してみて

ここ何年かの定期検査では、大腸内視鏡検査の検査中の痛みを考慮して鎮静剤を使用してもらったり、その他の検査もまとめて行ってもらっていたため、二泊三日で入院させて貰っていたのですが、今回は日帰り入院での検査を体験してみました。

毎回、入院する度に感じていた事なのですが、周りの病状の重い患者さんや忙しく働いてみえる看護師さん達を見ていて、比較的病状の軽い自分が長い時間ベッドを占有してしまっていることに心苦しさを感じていました。始めは、日帰りでの検査ということで時間に追われてバタバタしてしまうのではないかと心配もしていましたが、実際にやってみると非常に無駄がなくスムーズに事が進んで、日帰り入院にして良かったと改めて思いました。

これなら、自分自身の検査に対する不安も充分解消できますし、入院期間が短くなる分、看護師さんの負担も減ってベッドを占有してしまう時間も少なくて済むので心苦しさも幾分軽くなります。これを機に、次回の定期検査からは日帰り入院でお願いしようと思います。

あれ?でもお医者さん達の負担は、あんまり変わってないよね( ̄▽ ̄;) (先生方、申し訳ありません。頑張って体調管理しますww)


さて、ダブル内視鏡検査も無事に終わったし、あとは診察を受けて診断書を書いてもらうだけです。ちなみに、申請に使用する臨床調査個人票(診断書)は、申請の前3ヶ月以内に作成された物が必要になるので、あまり早くに診断書を作成してもらうと申請に使えなくなってしまうこともあるので気をつけてくださいね。

それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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