トヨタ プリウス(ZVW30)のヘッドライトバルブとポジションランプをLEDの製品に交換してみました

ZVW30プリウスのヘッドライト

先日、知人からトヨタ プリウス(ZVW30)のカーナビの取り付けとヘッドライトバルブ、ポジションランプの交換をしてもらいたいとの依頼を受けました。自分の作業によって事故などがあってはいけないので、普段はあまり他人の車をイジるようなことはしないのですが、作業の内容からして今回はそこまでの危険はないだろうという判断と知人からの「ブログのネタにしても良いよ」との言葉から作業を引き受けることに・・・。

まず今回は、比較的作業の簡単なヘッドライトバルブとポジションランプの交換から記事にしてみたいと思います。ヘッドライトバルブやポジションランプの交換は、作業を行う車種ごとのライトユニット周辺のスペースによっても難易度が変わってきますが、ハロゲンやLEDといった類の製品を使ったバルブ交換はそこまで難しい作業でもありませんので、DIY初心者の方にもオススメな作業ですよ。

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補機バッテリーのマイナス端子を外す

まずはじめにヘッドライトやポジションランプなどの灯火器類へと流れている電流を遮断するため、バッテリーのマイナス端子の取り外すところから始めていきます。ZVW30プリウスの補機バッテリーは、ラゲッジルームの右側(運転席側)に搭載されているので、まずはバッテリーを覆っている2つの内張りを剥がしていきます。

ZVW30プリウスの補機バッテリーの内張りの取り外し_01

側面に取り付けられている小さめの内張りは下側の2つのツメで固定されているのですが、ここは特に工具などは必要なく手で外すことができます。

ZVW30プリウスの補機バッテリーの内張りの取り外し_02

次に、バッテリーターミナルのマイナス端子を固定しているナット(10mm)を緩めて端子を取り外します。ここは、ボックスレンチを使用するには少しスペースが狭いためスパナを使用するのも良いのですが、メガネレンチを使用するとナットの角を傷めにくくて良いですよ。

ZVW30プリウスの補機バッテリーのマイナス端子の外し方

補機バッテリーとハイブリッドバッテリーについて

少しお話が横道にそれてしまいますが、プリウスをはじめハイブリッドカーには走行用のモーターを駆動させるためのバッテリー(ハイブリッドバッテリー)と、オーディオなどの補機類を動かすためのバッテリー(補機バッテリー)が搭載されています。ハイブリッドバッテリーは多くの場合、重量バランスを考えてフロア下(プリウスの場合は、後部座席の後方下部)などの比較的低い位置に搭載されていますが、その周辺には高電圧の回路などがあるため非常に危険です。

オーディオの取り付けなど自動車の電装品のDIYは簡単なものも多くありますが、間違っても作業中いたずらにハイブリッドバッテリーの周りを素手で「お触り」することのないように注意しましょう。最悪の場合、感電によってケガだけではなく命まで落としかねませんからね・・・。

ヘッドライトバルブとポジションランプの種類

今回の依頼は、「Low側のヘッドライトバルブとポジションランプをそれぞれLEDの製品へと交換してもらいたい」ということだったのですが、知人のプリウスは平成22年式で型式がDAA-ZVW30になるので、ヘッドライトバルブには「H11」のタイプの製品を・・・。

LEDヘッドライトバルブ(H11)

そして、ポジションランプには「T10」の製品をそれぞれ用意してもらいました。

LEDポジションランプ(T10)

ちなみに、交換するLow側のヘッドライトバルブとポジションランプの位置は下の画像の矢印で示した部分になります。

ZVW30のヘッドライト、ポジションランプの位置

まずは作業スペースの確保から・・・

ZVW30プリウスの場合、左側(助手席側)のヘッドライトバルブはライトユニットの裏側の隙間に手を入れればそのまま交換を行うことができるのですが、右側(運転席側)のヘッドライトバルブ周辺にはラジエーターのリザーバータンクのホースやエアクリーナーの吸気口などがあるため、手を入れられそうな空間がありません。そのため、まずは手を入れるスペースを確保しなければなりません。・・・とはいってもボルトを1本外すだけなので特に難しいことはありませんから大丈夫ですよ。

ZVW30プリウスのエンジンルーム

まず、ラジエーターとリザーバータンクを繋いでいるホースをクランプから外し、クランプとエアクリーナーの吸気口を固定しているボルト1本を10mmのボックスレンチなどを使用して外します。その後、エアクリーナーの吸気口をグイッと上に持ち上げます。エアクリーナーのダクトは、中間が蛇腹状になっているため無理に折り曲げたりしなければ壊れることはないので思い切って持ち上げてみましょう。

ZVW30プリウスの右側ヘッドライトバルブ交換の準備

これで手を入れる空間ができたので右側のヘッドライトバルブにアクセスすることができます。この右側のヘッドライトバルブの取り外し方法については、プリウスの取扱説明書に記載されていますので興味がおありの方は是非ご一読を・・・。

右側から攻めるか、左側から攻めるか

さて、ここで右側(運転席側)にできた隙間に手を突っ込みたくはなるのですが、わざわざ作業スペースが狭くて作業のやりにくい右側にいきなり手を着けるよりも、手を入れるスペースに余裕がありヘッドライトユニットの裏側の状況を目視で確認しやすい左側から先に作業を進めていきます。

おそらく右側はバルブの取付位置などが目視しにくく、バルブを取り付ける際には手の感覚が頼りになってくると思われるので、先に左側を作業することでLow側のヘッドライトバルブとポジションランプがどのように固定されているのかをよく調べてから、右側に取り掛かる方が効率が良いと思います。

また、ヘッドライトバルブの固定方法やカプラーの接続部分はバルブの種類などによっても変わってくるので、慣れない車種を触るときにはじっくりと観察して調べてから作業に取り掛かることをお勧めします。

ポジションランプの交換

ZVW30プリウスのポジションランプは、ちょうどヘッドライトユニットの真下から垂直に立ちあがるように取り付けられており、手鏡などを使ってヘッドライトユニットの裏側にあるポジションランプの位置を見てみるとポジションランプが固定されているソケットが見えます。空いている隙間から手を入れ、このソケットをつまんだら反時計回りに回転させると取り外すことができます。

ZVW30プリウスのポジションランプソケットの外し方

ポジションランプはソケットに差し込んであるだけなので、そのまま真っ直ぐに引き抜くことで取り外すことができます。新しいポジションランプをソケットに差し込んだら、ソケットを取り付け穴に差し込み時計回りに回転させることでロックすることができます。

ZVW30プリウスのポジションランプの着脱の方法

そして、交換したLEDポジションランプがこちらです。

ZVW30プリウスにLEDポジションランプ(T10)を取り付けたところ

ヘッドライトバルブの交換

バルブの取り外し

ZVW30プリウスのヘッドライトバルブは、ポジションランプと同じ要領で取り外すことができます。ヘッドライトバルブの根元をしっかりと持ち、少し固いかもしれませんがゆっくりと力を込めて反時計回りに回転させると取り外すことができます。

バルブを取り外すことができたら、接続されているカプラーの根元にあるツメを軽く押しながら引くとバルブ本体からカプラーが外れるので、新しいバルブへとカプラーを接続します。このとき、カプラーをあまり乱暴に引っ張ったりすると配線が断線したりカプラーが破損したりすることがあるので、なるべく優しく扱ってくださいね。

LEDヘッドライトバルブ(H11)にカプラーを接続したところ

バルブの取り付け

次に、取り外した時とは逆の手順で取り付けていくのですが、取付には少々コツがいります。これは、左右ともに言えることですが、プリウスのLow側のヘッドライトバルブの取り付け穴は奥まった場所にあり、目視しながらの取り付けはほぼ不可能と言っても良いかもしれません。そのため、取り付けは指先の感覚が頼りになってきます。

まずは、鏡などを使って取付穴の位置や形状をよく観察してみてください。そして、ヘッドライトバルブを見てもらうと、取り付け部分には3つのツメがあります。画像では少しわかりにくいかもしれませんが、この3つのツメの内のひとつは他とは形が少し違っています。取付穴も同じように3つの切り欠きの内のひとつが違う形状をしているので、取り付けの際はこのツメと切り欠きの位置を合わせて差し込みます。

LEDヘッドライトバルブ(H11)のツメの形状

差し込んだ後は、防水用のパッキンなどで少し動きが固いかもしれませんが、ゆっくりと力をいれながら時計回りに回転させるとロックすることができます。バルブをロックする際は、どのくらいまで回転させれば良いのかわかりにくいかと思いますが、画像のようにカプラーが真下を向くように取り付けられていればOKです。

LEDヘッドライトバルブ(H11)を車体に取り付けた状態

取付後の確認

取付が終わったあとは必ず鏡などを使って、

  • バルブが取付面に対して斜めに取り付けられていないか?
  • 防水・防塵用のパッキンがよじれたりズレたりしていないか?
  • カプラーはしっかりと差し込まれているか?

といったことに気をつけてしっかりと確認しておきましょう。バルブのツメがうまく噛み合わず斜めに取り付けられていると光軸が狂ってしまいますし、カプラーの接触不良で夜間の高速走行中に突然ヘッドライトが消灯などといったトラブルは考えただけでもゾッとしますよね。

左側(助手席側)の交換が終わったら右側(運転席側)も同じ要領で交換を行い、最初に移動させたエアクリーナーのダクトやラジエーターのリザーバータンクのホースなどを元に戻したら、最後にバッテリーのマイナス端子を繋いで作業は完了です。


今回使用したLEDヘッドライトバルブには、バルブ後方に放熱のためのヒートシンクなどが搭載されているため、ただでさえ狭いスペースに取り付けにくさを感じてしまうかもしれませんが、明るい場所で落ち着いてゆっくりと作業すればそれほど難しい作業ではありませんのでがんばってチャレンジしてみてくださいね。それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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