いったいどんなことするの?はじめての『大腸内視鏡検査』

はじめての「大腸内視鏡検査」

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お蔭様で、なんだかんだとここ1年半ほどの間に計5回は下からカメラを突っ込まれているわけですが、やはりこればかりは何度やっても慣れることはありません。今になって思いかえしてみると、はじめて大腸内視鏡検査を受けることになった時は、いったいどんなことをするのか不安でしょうがなくて、毎日毎日ネットで情報を検索しまくっていました。そこで、今回は私が体験した時のことを元に「大腸内視鏡検査」ではどんなことが行われるのかを流れにそって書いてみたいと思います。

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まずは医療機関で診察を受けます

まずはじめに、お話は人間ドックの健診結果が届いたところから始まります・・・。
2016年の春のこと、いつもと変わりなく受けたはずの健診結果が「要検査」だったことに、自分でも驚きを隠せないとともに血の気が引く思いだったのを今でも憶えています。

問題のある項目は「便潜血」という検査項目だったのですが、そもそもその結果を受けて何科を受診すれば良いのか検討もつかないので、まずは、普段から喘息の治療でもお世話になっている「かかりつけ医」に相談してみることにしました。
そして、かかりつけ医の先生に相談した結果、ちょうど人間ドックを受けた施設に隣接する病院の中に「消化器内科」という科があったので、さっそく健診結果を持ってその消化器内科を受診してみることにしました。

選定療養費について

通常、紹介状を持参せずに総合病院などの大きな病院で医療を受けると、「選定療養費」という費用が別途必要になるのですが、私の地域では、自治体の実施している人間ドックの健診結果を持参して受診すると、紹介状を用意していかなくても精算の時に「選定療養費」を請求されることなく診察を受けることができましたよ。

担当医の第一印象

そして受診当日、そこの病院は地域の基幹病院ということもあり、その日はけっこうな数の患者さんが待ち合い室に・・・。小一時間ほどの待ち時間を経てようやく自分の名前が呼ばれ診察室に入ってみると、そこには寝ぐせ頭の若い先生が眠たそうに座ってみえました。
そして、「あ、どうぞ座って・・・。」と、言うか言わないかのうちに破れかけの白衣のポケットから手帳やらボールペンやらがバラバラとこぼれ落ちる・・・。

担当医の先生は、デスクのモニターに向かいながら、特に健診結果に目を通すわけでもなく、触診をするわけでもなく、はたまた聴診器をあててお腹の音を聴くわけでもなく、問診もそこそこに「まぁ、カメラ入れてみないと何とも言えないんで・・・で、いつにします?」と言うだけでした。

医師から検査の説明を受ける

とりあえず、早く検査を済ませて不安を解消したかったし、どこの病院で検査を受けるのが良いのかなどわかるわけもなかったので、そのままなるべく近い日程で予約を入れてもらい、医師から大腸内視鏡検査の内容や検査に伴うリスクについて説明を受けたのですが、先生が仰るには「まぁ、こういった類いの検査なんでぇ、時々、腸の壁に孔なんか開いちゃうこともあったりするんですけどぉ、まぁ・・・こういったご時世なんでぇ、ざぁ~っと説明しちゃいますね。」ということだそうなので、お言葉通り「ざぁ~っ」と検査の説明をしていただきました。

まぁ、どういう類いの検査でも、そんな軽々しく他人の腸に孔開けてもらっちゃマズいでしょうし、少々不安ではあったのですが、他にどうしようもないので不安な気持ちを押し殺しながらも同意書にサインをしました。今思えば、正直ここが一連の治療の中での大きな分かれ道だったのではないかと思います。確かにどの医療機関で受診すれば良いのかなど行ってみなければわからないのかも知れません。

しかし、なんとなく受診するよりも、もっと病院や医師についてよく調べてから受診するべきだったと、今は反省しています。結果的に、私はこの検査の後、本格的に治療を開始するまでに少し遠回りをすることになってしまうのですが、その話はまたの機会にするとしてお話を進めて行きましょう。

薬剤師から診療材料を受け取って初日は終了

医師から検査の説明を受けて同意書にサインをしたら、今度は別な窓口で検査前日に食べる「検査食」や同じく前日に飲む下剤を数種類もらい、それらを摂取するタイミングや注意事項などについて看護師から説明を受けたら初日の工程は終了です。

準備は検査の前日から始まります

さて、検査の当日は、朝から大量の下剤(2L)を飲みお腹の中を空っぽにする必要があります。したがって、検査の前処理として前日からなるべく食物残渣(食べ物のカスのこと)の残りにくい専用の食事を採り、段階的に下剤を服用して徐々に便を出しやすくしていきます。

検査食ってどんなものをたべるの?

この検査食はかなり軽めの食事なので、普段から食事量の多い方や、肉体労働をされている方には少々つらいメニューになるかもしれません。私がはじめて内視鏡検査を受ける時に食べた検査食は、ハウス食品の「ダルムスペース リッチ3」というものでメニューの内容としては以下のようなものでした。

  • 朝食・・・和風がゆ、味噌汁
  • 昼食・・・中華がゆ、すまし汁
  • 間食・・・粉末飲料(オレンジ)、粉末飲料(アップル)、ソフトクッキー(チョコ味)
  • 夕食・・・コーンポタージュ

どうでしょう?トータルでは1100キロカロリーほどありますが、わりと食の細い私でも空腹感がキツかったので、力仕事をされている方などはお仕事に影響が出てしまうかもしれませんね。ちなみに、この「ダルムスペース」は他にも「デリシア」「ファイン」などの種類がありAmazonなどの通販サイトからも購入することができるようですので、気になった方は一度お試しあれ・・・。

どうしても空腹感に耐えられない場合は、サイダーや紅茶(お茶)、透明な飴玉などで水分や糖分を補給することはできるそうです。しかし、乳製品や食物繊維を含む飲料などは検査に影響が出てしまうため禁止されていますので注意が必要です。

前日に飲む下剤って?

検査前日の夜になる頃から、はじめは「マグコロールP」という粉末状の下剤を水に溶かした物を飲み、数時間空けて今度は「センノシド」という錠剤の下剤を2錠飲むといった具合に段階的に下剤を服用していきます。

ちなみに、この「マグコロールP」ですが人によって合う合わないがあるようで、私はこれと相性が悪いらしく飲んだあと猛烈に気分が悪くなってしまいましたので、お仕事など外出先でこれを飲むのは避けた方が良いかもしれませんね。

その後の下剤の効き具合に関しては個人差もあると思いますが、私の場合はちょっと効き過ぎなくらいでして、就寝中も頻回にトイレに行くことになりお陰で寝不足なうえに、お腹もピーピーで散々な状態で朝を迎えることになりました。

検査当日、病院までの移動がまた大変でした

一夜明けて検査当日の朝、前日の下剤のお陰ですっかりお腹は出来上がってしまっているわけですが、ここで「プラミールシロップ」という液状のお薬をグイっと飲んでから病院へと向かいます。

この時点で20分間隔くらいでトイレに通っているような状態なわけですが、家族の車で病院まで送ってもらう道中をノンストップで病院まで辿り着ける筈もなく、案の定、渋滞中にトイレに行きたくなりコンビニのトイレに飛び込むことになりました。この時、もしも「渋滞中にコンビニが見つからなかったら・・・。」とか「電車やバスの中だったら・・・。」などと考えると今でもゾッとします。

病院に到着したら・・・

さて、やっとの思いで病院に到着し再診の受付を済ませて指示された部屋へと向かうと、そこには、これから同じ試練に立ち向かう同志の方達と自分専用の2リットルの下剤が待っているのでありました・・・。
ここで登場するのが、かの有名な経口腸管洗浄剤「ニフレック」です。はじめに看護師の方から飲み方をレクチャーされ、あとはそれぞれのペースで2時間ほどをかけて、思い思いに2リットルのニフレックを飲んでいきます。

強敵「ニフレック」登場

たとえ2リットルといえども200mlで割れば10杯・・・が、しかし、たかが10杯されど10杯。空腹なはずなのに、これがなかなか思うようにお腹の中に入っていかないのです。味の方は、やはりよく聞くように「ポカリスエットを塩っ辛く不味くした感じ」です。1リットルあたりまでは何とか入っていくのですが、そこからが頑として受け付けない。無理に飲もうとすると、今度は気持ち悪くて吐き出しそうになる・・・。まさに、悪循環です。

ちなみに、ニフレックは、絶対に2リットル飲み干さなければいけないのかと言えばそういうわけでも無いようで、その量には個人差があります。1リットルほどですんなりOKな方もいれば、上限の4リットルまで飲むことになる方もいるそうです。また、1リットルくらいまで飲んで効果が出ている(水様便が出ている)場合は、あとはお水でもいいようです。

大切なのは、ニフレックを飲み干すことではなく、正確に検査が行えるように腸の中を綺麗にすることなので、無理矢理に飲んで吐き出してしまっては元も子もありませんし、気分が悪くなってしまった場合などは無理せずに看護師さんに相談してみることが大切です。

看護師さんによるトイレチェックを受ける

猛烈な吐き気と闘いながらもニフレックを飲み続けながら、ある程度の回数(5~8回ほどでしょうか)トイレに行ったあとは、検査に進める状態かどうかを判断してもらうために、ちょっと恥ずかしいですが看護師さんに便の様子をチェックしてもらいます。

便のカスも無く薄黄色のクリアな水様便になっていれば看護師さんからOKが貰えるので、ここからは合格した人から順番に「検査室へGO!!」です。
私は、ここでなかなかOKがもらえずに最後まで居残りすることになり、結局2リットルきっちりと飲み干すことになりましたけどね(´∀`;)

前処置は、長い時間空腹を我慢したり、何度もトイレに通っているうちにお尻が痛くなってしまったりと本番の検査よりも準備に費やす時間も労力も多く大変ですよね。しかし、正確な検査を行うためにはどれも大切なことなのでここはひとつ辛抱です。

準備が完了したら検査室へ

ニフレックを2リットル飲んでもなかなか便のカスが無くならなかった私は、さらに追加で冷水を飲むことでギリギリ制限時間一杯で看護師さんからOKをもらい、何とか検査室へと進むことができました。
検査室(というより準備室)に入ると左右にひとつずつ検査室があり、その間を看護師さん達がバタバタと慌ただしく走りまわっています。しばし呆然と立ち尽くしていると、ひとりの看護師さんがこちらへ駆け寄り、早口言葉のように確認事項を唱えはじめます。

そして、氏名と生年月日の確認を終えると「はい、そこで服着替えて。」と言われるがままに簡易的にカーテンで囲われた一角に押し込まれ、そこで検査着へと着替えます。ちなみに、検査着の上下はというと上は前開きの羽織のような感じで、下はお尻側に大きく切れ目の入った不織布のような素材でできた短パンになっています。くれぐれも前後ろを間違えて履かないように注意してくださいね(笑)

いよいよ検査スタート

ここからは、こちらの心情などお構い無しにバタバタとまるでレース中継で見るピットストップのように慌ただしくことは進んでいきます。
名前を呼ばれ、診察台の上にあがるとバイタル測定器を装着され、間髪を入れずに看護師さんが腕に筋肉注射。この注射は「鎮痙剤」といって腸の蠕動運動を止めるお薬で検査をしやすくするための注射だそうです。

担当医の先生が位置に着き、お尻の穴に麻酔効果のあるゼリーを塗ったらいよいよ検査スタート。麻酔のためのゼリーを塗る瞬間と内視鏡の先端が入ってくる瞬間だけは、一瞬「イテッ!!」という感じがしましたが、その後しばらくの間(横行結腸の手前くらいまで)は、どのくらい内視鏡が挿入されているのかわからないくらい感覚がありませんでした。

カメラは、まず大腸の最奥を目指して進んで行きます

さて、腸の中へと挿入された内視鏡カメラは、まずは腸内を洗浄しながら大腸の一番最奥にある大腸と小腸(回腸)との境目辺りを目指してどんどんと進んで行きます。私の場合、始めのうちはカメラがどの辺りを通っているのかわからないくらいに何も感じないのですが、S状結腸を抜けてだいたい下行結腸から横行結腸へと続く曲り角あたりから徐々にお腹の張りと痛みを感じるようになってきました。そこから、さらにお腹の張りと鈍い痛みに耐えること数分、ようやく最初の目的地である大腸の最奥部に到着。

その後は、小腸の入口付近を観察してから空気を送り込み大腸を膨らませつつ後退しながら細かく大腸の壁(粘膜)の様子を観察していきます。途中、何ヵ所かで生検用のサンプルを採取しながらも順調に作業は進み、残りあと3分の1ほどであろうかという距離に差し掛かったところで、担当医の先生が何かを発見しました。しかし、それが何かまでは現段階では判断がつかない様子で、鉗子でツンツンとつっ突いてみたりしながら、結局、一部のサンプルを採取して生検にまわし詳しく検査してもらうことになりました。

最後のUターンには心の準備が必要

とりあえず、いくつか気になる部分はあったものの、どうにかそろそろ終わりが近づいたかと思った矢先に、突然カメラが直腸の中で海老反りしながらUターン。あまりの痛さに直腸が張り裂けるかと思うくらいビックリしたのですが、この動きは肛門の裏側の様子を確認するために必要な動きなのだそうです。しかし、もう少しで終わるという気を抜いたところでの出来事なので、あまりの痛さに面食らってしまいました。ともあれ、これでなんとか無事に検査終了です。

検査終了後は、お医者さんから説明を受けます

検査を終えると担当医の先生は颯爽と退場。グッタリとグロッキー状態の私はというと、看護師さんに抱きかかえられるように起こされ「はい、着替えて先生とお話しして下さいね~。」と促されながら再びカーテンで仕切られた空間に押し込まれます。検査中に送り込まれた空気で、お腹がパンパンに張っているうえに痛みでまともに歩けないのですが、そんなことはお構い無しのような空気・・・。
まるで物を扱うように雑に扱われてゲンナリしながらも、鈍い痛みと時折襲ってくる激痛に顔をしかめながら急いで服を着替え、重い足取りで担当医の先生の待つデスクへと向かいます。

席に着くと、担当医の先生が検査の時に撮影した画像を見ながらあれこれと説明してくださるのですが、お腹の張りと痛みで話にまったく集中できません。ざっくりとですが、先生の言いたいことは横行結腸付近に数ヵ所のビランが確認されたことと、S状結腸付近にポリープとは異なる腫瘍のようなものがあるが、今のところはそれが何なのかはハッキリしないということでした。
そして、念のため生検の結果を待つ間に血液検査もしたいので、このあと採血をしてから帰って欲しいとのこと。

腸に溜まった空気は自然に抜けます

空気でパンパンに張ったお腹を抱え痛みに耐えながら、何とか採血を終えとにかくトイレに直行。検査前に打った鎮痙剤が切れてきたのか腸が波打つたびにお腹に激痛が走り、それと同時にお腹に溜まった空気が抜けるのですが、この時自分でもビックリするくらい息の長いオナラがでます( ̄▽ ̄;)

だいたい30分くらいでしょうか・・・トイレの個室にこもって痛みに耐えながら何度かお腹に溜まった空気を抜いていると少しだけ楽になってきたので、痛みの治まっている時を見計らって会計を済ませて病院を出てはみたのですが、やはり定期的に襲ってくる痛みに耐えきれず近くにあった石垣に座り込んだまま、とうとう身動きがとれなくなってしまいました。

そこで、家族に応援を求めると、ありがたいことに既に車でこちらへ向かってくれているとのこと。初夏の昼下がりに石垣に腰掛け家族の迎えを待ちながら、もう二度とこんな目には会いたくないという思いでいっぱいでした。(しかし、そのあと度々そんな目に会うことになるわけですが・・・)


さて、今回は私が初めて大腸内視鏡検査を体験した時のことを書いてみましたがいかがでしたでしょうか?お蔭様で、このあと無事に家へ帰り着くこともでき、ベッドで2~3時間ほど休息をとったら随分と回復しましたので大丈夫でしたよ。
いやぁ、ホントにえらい目に会いました。現在では、検査の後に自分がどういった状態になるのかが把握できているので、あらかじめ対策をとることもできますが、やはり初めて検査を受ける時には無理なスケジュールは避け、可能ならば誰かに付き添ってもらえると安心して検査を受けられますよね。

今回の記事で、かえって検査前の方の不安を煽ってしまう内容になってしまったかもしれませんが、検査中や検査後の痛みには個人差があり、決してこれが全てではありませんのであまり過度に心配し過ぎないでくださいね。
ただ、潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患の患者さんは、腸が炎症を起こしていたり腸が狭くなっていたりするぶん、健康な方よりも痛みが出やすかったりもするそうです。あまり痛みが強いような場合は、我慢せずにお医者様に相談しましょう。それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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