クローン病と一緒に見つかった『カルチノイド』という病気のお話

「直腸カルチノイド腫瘍」について

以前、クローン病についての記事を書いたのですが、実は私が医師からクローン病と診断された時、同時にもうひとつの病気の診断も受けました。それは直腸カルチノイド腫瘍という病気なのですが、今回はそのカルチノイドという病気について少し書いてみたいと思います。

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カルチノイドって何?

大腸内視鏡検査で見つかったわけですし、名前に「直腸」とつくことからできている場所が直腸なのだろうということまでは容易に想像できるものの、よくわからないのはそのあとに続くカルチノイドというワードですよね。
さて、それではカルチノイドとはいったいどのような病気なのでしょうか。そもそも私も見たこともなければ聞いたこともありませんので少しばかり調べてみると、「コトバンク」にはこのように書かれていました。

組織形態学的に癌腫(がんしゅ)carcinomaに似るが、浸潤や転移などの生物学的悪性度が癌腫より穏やかなところからカルチノイド(類癌腫)とよばれるまれな腫瘍(しゅよう)で、虫垂に発生することがもっとも多く、ついで小腸(おもに回腸)、直腸、胃、肺にみられるが、ときには胆嚢(たんのう)や卵巣などにも発生する。

出典 コトバンク「カルチノイド」より 

何やら、罹患率が10万人に1人という珍しい病気なんだとか・・・。同じく罹患率の低いクローン病と併発するなんて何と運の悪い・・・( ̄▽ ̄;)
神様、どうせならもっと別なところに運を使っていただきたいものですorz
しかし、比較的早期の発見だったこともあり、それほど大がかりな手術になることもなかったので、その点においては運が良かったと言えるのかもしれませんけどね。

カルチノイドの好発部位は、胃や腸などの消化管の中でも虫垂(盲腸)が多いそうなのですが、悪性腫瘍である癌と同じように体の中のいろいろな部位にも発生し、その部位によって「○○カルチノイド」というように名前が変わります。そのため、私の場合は直腸にできたので「直腸カルチノイド」と呼ばれるんですね。
近年でいうと、2012年に亡くなられた流通ジャーナリストの金子哲雄さんが「肺カルチノイド」を患っておられたことが記憶に新しいことと思います。

進行(成長)がゆっくりなものが多いようです

多くの場合、カルチノイドの進行(成長)は比較的ゆっくりしたものが多いようです。私の場合もそうなのですが、腫瘍の大きさが小さいうちは特に自覚症状というものが無いので他の要因で検査をしている時に偶然発見されるケースが多いのだとか。

しかしながら、悪性度の高いものの中には進行の速いものもあり、いろいろなホルモンを大量に産生することで「カルチノイド症候群」という症状を引き起こしたり、腫瘍が大きくなると癌と同じように他の臓器へと転移するようになったりもするので気を抜くことはできません。

根治するには切除するのが効果的

先程のコトバンクの中でも引用元によって少し意見が別れるようなのですが、カルチノイドに対しての放射線療法や化学療法の効果はあまりハッキリとしないようで、根治するには外科的に切除するのが一般的なようです。ある程度の大きさまでなら内視鏡での切除が可能だそうで、私も内視鏡を使用してカルチノイドを切除していただきました。しかし、腫瘍の大きさや腫瘍のできる部位によっては内視鏡を使用することができなかったり、切除が困難な場合もあるようです。

内視鏡での手術が可能かどうかの判断についてはさらに検査が必要

内視鏡による腫瘍の切除が可能かどうかを判断するためには、「腫瘍が腸の壁のどの層にできているのか?」や「腫瘍の大きさは?」、また場所によっては腸の壁に孔をあけてしまうリスクもあるため「内視鏡での手術ができる場所か?」など様々な上方が必要になってくるため、更に詳しい検査を受ける必要があります。

私も、はじめての内視鏡検査を受けたあと「カルチノイドの疑いあり」との診断を受けてから、さらに続けて超音波内視鏡というものを使った検査を受けることになりました。この超音波内視鏡検査についてはまた別な記事で体験談を書いていますので、興味を持たれた方はまた一度読んでみてくださいね。


さて、この病気もクローン病を同じように比較的悪性度が低いとはいえ、放っておけば命にかかわる病気であることには変わりありませんので、やはりカルチノイドも恐ろしい病気ですよね。

結局、私の場合はクローン病の精密検査も必要でしたのでしばらくの間入院することにして、内視鏡を使用した腫瘍の切除手術を受けることになりました。カルチノイドの内視鏡を使った手術やその他の検査の詳しい内容などは、またあらためて記事にしていきたいと思います。それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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