先日、シーズンも終盤に差し掛かかった紅葉を観に愛知県豊田市の香嵐渓で行われている「第63回 香嵐渓もみじまつり」へ行ってきました。
今回は、昨年のライトアップとは対象的に昼間の紅葉を眺めに訪れたのですが、この日は平日ということもあり、昨年(休日の夕方)の時のような大渋滞もなくスムーズに駐車場までたどり着くことができましたよ。
香嵐渓(こうらんけい)とは?
香嵐渓は愛知県豊田市足助町に位置し、中部地方を代表する紅葉の名所で愛知高原国定公園の一部に指定されています。その歴史は約380年と古く毎年紅葉のシーズンになると県内外から多くの観光客が訪れます。また、その他にも春に咲くのカタクリの群生地としても有名な観光スポットです。
見どころ・撮影スポット
この日は、平日ということもあって酷く混雑することはなかったもののなかなかの賑わいで、外国人だけでなく日本人の観光ツアーの団体も多く見受けられたことからも、香嵐渓の観光地としての知名度の高さがうかがえます。
紅葉は見どころ満載で、最盛期ともなれば周辺はそれこそいたるところが撮影スポットになってしまうと思うのですが、やはりここぞというスポットがいくつかあります。ここからは、香嵐渓の見どころや有名な撮影スポットについて少しご紹介してみたいと思います。
待月橋と五色もみじ
もう、香嵐渓といえば待月橋と言っても過言ではないくらいに有名な撮影スポットです。しかし、そもそも橋の大きさに対して観光客の量が合っていなく、常に混雑しているので橋の上での写真撮影は他のお客さんとトラブルにならないように気をつけたいですね。
待月橋を渡った飯盛山の側にあるもみじは五色もみじと呼ばれ、色とりどりのカラフルな紅葉を楽しむことができます。この辺りのもみじはとにかく発色が良く天気の良い日などには陽の光を浴びて山肌を鮮やかに彩ります。
もみじのトンネル
巴橋を渡ってすぐの西町第2駐車場から香積寺へと向かう散策路には頭上に覆いかぶさるように紅葉した木々が茂っており「もみじのトンネル」と呼ばれ絶好の撮影ポイントになっています。トンネルの途中の斜面を見上げると午後の日差しに照らされた一面の紅葉がとても綺麗でした。
また、川沿いのもみじに目を向けると、時折吹く風に舞い散る姿がまるで紅い桜吹雪のようでした。
香積寺(こうじゃくじ)
待月橋から南東の方向に少し歩いて行くと左手に香積寺へと通じている参道が見えてきます。この参道、坂道になっているので段差こそ少ないのですが、大変急な坂道になっているので、お年寄りや足の不自由な方は足元に十分気をつけてくださいね。
お寺の境内は、散策路や広場からは少し離れているので、静かな雰囲気で落ち着いて紅葉を眺めるのにうってつけです。参道や境内は週末の夜になると竹灯りと呼ばれる竹灯篭で飾られ、昼間とは違った幻想的な風景を楽しむことができます。また、香積寺の山門周辺は撮影スポットとしても人気で皆さん思い思いにカメラを構えていました。
香嵐渓広場
宮町駐車場から待月橋までの間に食べ物屋さんやお土産屋さんがたくさんあるのですが、毎年様々な催し物が行われる香嵐渓広場にも美味しい食べ物やお土産を扱うお店が並んでいますので序盤から食べ過ぎは禁物です(笑)
私も散策路を一回りしてちょうど小腹が減っていたので、広場の奥にある桧茶屋さんで山菜そばと鮎の塩焼きをいただきました。山菜そばはトッピングの中にウドが入っているのか爽やかな香りが鼻に抜けてシャキシャキとした歯ごたえがたまらなく、鮎の塩焼きは丁寧に時間を掛けて焼いてあり、皮も香ばしくて骨まで食べられました。
またこの日、香嵐渓広場では日光さる軍団 太郎次郎一門の芸人コンビ Jr.2(ジュニアジュニア)さんによる猿まわしの公演が行われていました。芸人ジュニアさんと芸猿ジュニアくんの息もピッタリで時に笑いを織り交ぜながらもアクロバティックな演技で会場を魅了していました。
ちなみにジュニアくんがやる気なさそ~にしているのは演出の一部なので誤解しないでくださいネ・・・ww
この他にも香嵐橋という赤い吊り橋や巴橋周辺など、香嵐渓には紅葉の撮影スポットがたくさんあるのですが、とても一日では回りきれないくらいの広さがあります。
アクセス・駐車場
アクセス
香嵐渓は、自動車を使って東海環状自動車道 豊田勘八IC、猿投グリーンロード 力石ICなどから国道153号線に沿って足助方面に15~20分といった距離にあります。しかし、11月のもみじまつりの開催期間中の週末や祝日などと重なると、付近一帯が大渋滞を起こすので時間に余裕を持ってお出掛けすることをオススメします。
また、まちクルというサイトで国道153号線の渋滞状況をライブ画像で確認することができますし、足助観光協会のホームページからは周辺の駐車場や迂回路の案内マップをダウンロードすることができますので、事前に確認しておくと安心ですね。
駐車場
駐車場は、今回も前回と同じく宮町駐車場を利用しました。ここは、1回の駐車料金が1,000円と周辺の駐車場に比べて少し高めではありますが、収容台数も多く駐車スペースも広いので余裕を持って車を停めることができるのでオススメです。
香嵐渓の周辺には複数箇所の駐車場があり、ピーク時にはさらに臨時駐車場も開設されるのでさすがに車が停められないということはないと思いますが、休日ともなると距離の近い駐車場は早い時間に満車になってしまうので、上記の迂回路マップなどをうまく活用して少し歩くくらいの気持ちで構えておくと良いかもしれません。
Wi-Fi環境・外国語案内所
香嵐渓の周辺には豊田市の提供するToyotaCity Free Wi-Fiという公衆無線LANが整備されていいるスポットが複数あり無料で利用することができます。フリーのWi-Fiスポットということで、もちろんセキュリティーの面では注意が必要になりますが、このような山間部でWi-Fi環境が利用できるのは大変助かります。
また、豊田市役所足助支所の駐車場には外国語の話せる通訳の常駐する外国語案内所が設置されていて、11月のもみじまつりの期間中には宮町駐車場からすぐの足助観光協会事務所前で外貨の両替もできるそうなので外国から観光で訪れた方々にとってはとても便利なのではないでしょうか。
豊田市は、2019年9月に行われる「ラグビーワールドカップ2019」の開催会場のひとつにも選ばれていますし、観光にもかなり力を入れているのか設備が充実していますね。
今回は、時間の関係もあって残念ながら見て回れなかった場所もあったのですが、香嵐渓にはカタクリの花の群生地もあるそうなので、春頃に時間がとれたらまた訪れてみたいと思います。それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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