コムテック ZDR-015をトヨタ ランドクルーザー プラド(KZJ-78W)にDIYで取り付けてみました

COMTEC「ZDR-015」

コムテックのドライブレコーダー「ZDR-015」を購入してから随分と日が経ってしまいましたが、先日、ようやく我が家の78プラドへ取り付けることができました。
そこで、今回はトヨタ ランドクルーザー プラド(KZJ-78W)を例にZDR-015の取り付け作業について書いてみようと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ファームウェアの確認

まず、取付作業を始める前に本体のファームウェアが最新のバージョンかどうかを確認します。別に取り付けてからでも問題なくできることなのですが、先に確認しておいた方があとから更新する手間が省けますからね(^_^;)

2018年7月10日現在の最新ファームウェアのバージョンは「Ver.1.03」で、本体の液晶画面で確認した場合は「SW Ver 103 FW Ver 101」となっていると思います。現在の本体ファームウェアのバージョンを確認するには、「メインメニュー」→「情報」で確認することができますよ。
COMTEC「ZDR-015」ファームウェアのバージョン情報確認画面

リアカメラの位置決めと固定

フロントカメラを固定してしまう前に、液晶画面に映るリアカメラの映像を確認しながらリアカメラの取り付け位置を決めていきます。
正直、今回の作業は、このリアカメラの位置決めと車内への配線の引き込みが一番面倒臭かった・・・( ´△`)

78プラドは、後方にある荷室の扉がいわゆる「観音開き」になっているのですが、カメラの視界を確保するためにワイパーの拭き取り範囲内にカメラを取り付けようとすると、扉後方に搭載されているスペアタイヤが邪魔をしてかなりの部分が死角になってしまいます。

そこで、今度はなるべく車体中央の上の方に取り付けるために右扉の上部コーナーからの視点も確認してみましたが、やはりスペアタイヤが視界を遮ります。
何度かカメラの場所を移動させながら、自分なりに視界の良さそうな位置を探してみましたが、結局のところ、左扉の中央付近に落ち着きました。
COMTEC「ZDR-015」リアカメラの取り付け位置
RV車だから車高も高いしカメラの取り付け位置なんてどうとでもなるだろうとたかをくくっていたのですが、プラドって意外と後方視界が悪く、カメラの取り付け位置の自由度も低いんですねぇ( ̄▽ ̄;)

フロントカメラの位置決めと固定

何とかリアカメラの位置も決まり、今度はフロントカメラの位置を決めていきます。

今まで使用していたドライブレコーダー「HDR-251GH」は、ルームミラーの裏側に隠れるように取り付けていたのですが、その時は液晶画面のエラーメッセージに気付かず常時録画がされないまましばらくの間運転を続けていたことがあったので、今回は取り付け位置をルームミラーの右側に変更することにしました。ここなら、液晶画面に表示されるメッセージの確認やボタン操作もしやすくなりそうです。
COMTEC「ZDR-015」フロントカメラの取り付け位置
ただし、この位置に取り付けると安全運転支援機能の推奨取り付け範囲からは少し外れてしまうので、安全運転支援機能が上手く機能するか少し心配ではありましたが、後日、運転してみた父に感想を聞いてみると「何かとお喋りだけど、ちゃんと車線を外れそうになると教えてくれるので助かる。」だそうです。

「ZDR-015」に搭載されている安全運転支援機能は、車線逸脱を警告してくれる機能の他にも、信号待ちで前方車両が発進したことを教えてくれたり、信号が青に変わったことを教えてくれたりと日頃の運転のなかで起こりそうな「うっかり」を防止するのに大変役立ってくれますのでなかなかの優れ物ですよ。

バッテリーのマイナス端子を外す

COMTEC「ZDR-015」バッテリーのマイナス端子を外したところ。
さて、前後のカメラ位置も決まったので続いてそれぞれのカメラへの配線をしていくわけですが、配線作業を行う前にまずはバッテリーのマイナス端子を外しておきます。バッテリーのマイナス端子は10mmのナットで締まっているのですが、スパナなどで緩めにくい場合にはボックスレンチを使用して緩めるとナットの角をナメてしまう心配が少なくて良いですよ。

自動車の電装部品を取り扱う際には、ドライバーなどの金属を通して思わぬ短絡(ショート)を起こしてしまうことも良くあります。ヒューズが飛んでしまうだけならばまだ良いですが、カーステレオやカーナビなど高価な電装品をうっかり壊してしまうことのないように、作業の前には必ずバッテリーのマイナス端子を外しておくことをおすすめします。

リアカメラの配線

まず、リアカメラからフロントカメラへのカメラケーブルを取り回すルートから考えてみたのですが、一度に作業するのは大変そうだったので、ここは「荷室の扉に固定されているリアカメラまわりの配線」と「車内へのカメラケーブルの引き込み」と「引き込み部分からフロントカメラまでの配線」とで分けて作業を進めました。

また、配線作業の際は、カメラケーブルの両端がL字型のピンジャックになっているため、普通に電線だけを通していくのに比べてケーブルを潜らせることができる場所が制限されてしまうので少し工夫が必要でした。

リアカメラまわりの配線

まずは、扉の内側についているドアハンドルや内張りを取り外していきます。外し方は、画像を見てもらうと解り易いかと思いますが、内側のドアハンドルはプラスドライバーを使ってネジを外し、スライドするように少しズラすと簡単に外れます。内張りは、内張りの裏側についているクリップで固定されているだけなので、「内張りはがし」という工具を使って優しく浮かせてあげることでこれも簡単に外せます。
COMTEC「ZDR-015」ドアインサイドハンドルの取り外し手順
COMTEC「ZDR-015」荷室扉(左側)の内張り
リアカメラから扉の内側へ配線を引き込むところまでは特に難しいことはありません。リアカメラから垂直方向にケーブルを這わせたら、あとは指や内張りはがしなどを使ってガラスまわりのモールに沿ってケーブルを押し込んでいくだけです。最後は、内張りの隙間から扉の内側にケーブルを引き込みます。
COMTEC「ZDR-015」リアカメラの配線を隠していることろ。
COMTEC「ZDR-015」カメラケーブルの引き込み箇所

「内張りはがし」って?

エーモン 金属製の内張り剥がし
「内張りはがし」というのは、テコの原理を応用して少ない力で自動車の内張りやパネルなどの内装を外したりするのに便利な工具です。マイナスドライバーなどよりも先端が薄く面積が広く作られており、これにより内張りなどパーツの隙間へ工具が入りやすく、また点ではなく面で支えるため力が一点に集中しにくいので部品を傷つける心配が少ないといった特徴があります。

内張り剥がしの先端部分
この他にも、内張りはがしには金属製や樹脂製など、使用する用途にあわせて様々な材質や形状の物があります。内装・外装の作業を問わず、何かと出番の多い工具ですのでひとつ持っておいて損はないと思いますよ。

車内へのカメラケーブルの引き込み

次に、カメラケーブルを荷室の扉から車内へと引き込んでいくのですが、ここで少しひと手間が必要になってきます。荷室の観音扉には当たり前かもしれませんがヒンジ(蝶番)があります。この稼働域がけっこう広いのでそのままカメラケーブルを車内に引き込んだのではすぐにケーブルの被覆が痛んだり、扉の開け閉めの際の折れ曲がりや挟み込みなどで断線してしまったりと耐久性に不安があります。そこで、ヒンジ付近をナンバー灯の配線が車内へと通っているので、これに抱き合わせて車内へと引き込むことにしました。
COMTEC「ZDR-015」荷室扉(左側)のワイヤーハーネス
まず、画像の位置にあるネジを2個外し、荷室左側にあるジャッキや車載工具が収納されているスペースの内張りを半分ほど外します。これは、全体を外さなくても作業は可能です。この時、作業をしやすくするためにナンバー灯やリアガラスの電熱線に繋がっているコネクターを外しワイヤーハーネス(配線の束)を一旦車外へと引き出してしまいます。
COMTEC「ZDR-015」荷室左側の内張りの取り外し
COMTEC「ZDR-015」荷室左側の内張りをはがしたところ。
次に、ワイヤーハーネスの下にあるリンクの支点を固定しているピンを引き抜き、扉側に固定されているナット2個を10mmのボックスレンチなどを使って外します。すると、扉の内側からリンクと一緒にワイヤーハーネスを外に引き出すことができます。これで、絶縁テープの巻き直しなどの作業がグッと楽になります。
COMTEC「ZDR-015」リンケージのピン
COMTEC「ZDR-015」リンケージを固定しているナット
引き出したワイヤーハーネスに巻かれている絶縁テープを剝して配線を覆っているカバーを開き、他の配線と一緒にカメラケーブルを抱き合わせて新しく絶縁テープを巻き直します。この時、ワイヤーハーネスの両側についているグロメットにカメラケーブルをくぐらせることと、配線やカメラケーブルの余長を調整しておくのを忘れないように気をつけてくださいね。絶縁テープで全体を固定してしまってからでは、余計な作業が増えてしまいますから・・・ww
COMTEC「ZDR-015」カメラケーブルをワイヤーハーネスに抱き合わせているところ。
あとは、バラした時と逆の手順で元に戻せばカメラケーブルの車内への引き込みは完了です。

引き込み部分からフロントカメラまでの配線

さて、車内へとカメラケーブルを引き込んだまでは良いのですが、今度はそのケーブルをフロントカメラの位置までなるべく目立たないように這わせていかなければなりません。

この時、いくつかのルートを考えており、ひとつは「天井の内張りの裏を這わせるルート」なのですが、78プラドの天井は布張りでちょうど画像のように縁の部分は粘着テープと金属製のクリップによって固定されています。少し外そうと試みましたが、かなりの手間なうえ最終的に元のようにピンと張った状態で復元できるのか些か不安でもあったので、とりあえず、この案は却下・・・。
COMTEC「ZDR-015」荷室開口部の天張りの取り付け状態
次に、「床下の内張りの下に隠す」という案を思いついたのですが、ただでさえ人が乗り降りすることで踏まれるうえに座席を倒したり、時には重量物を載せたりすることを考えると細いカメラケーブルだけに断線のリスクを考えるとこの案も却下・・・。

結局、いろいろと考えた末、最終的には車内左側の窓やドアまわりのモールなどに沿って内張りの隙間へうまく押し込みながらフロントカメラまで隠していくことにしました。また、配線の際に作業の邪魔になりそうなカーテンや純正オプションのロッドホルダーなどはあらかじめ取り外しておくと作業が楽でしたよ。

フロントカメラの配線

さて、今度はフロントカメラへの電源ケーブルの配線をしていくわけですが、フロントカメラへの配線は、今まで「HDR-251GH」で使用していた直接配線コードをそのまま再利用したいところだったのですが、今回はフロントカメラの位置を変更したり、オプションの「駐車監視機能」を使用するためにフロントカメラへの配線もやり直すことにしました。配線のルートについては、電源コードをAピラーの根元あたりからダッシュボードの裏側へ通してメーターパネルの上側に沿って這わせて隠しつつ、オーディオ裏から電源を取ることにしました。
COMTEC「ZDR-015」Aピラー根元からダッシュボードの裏へ電源ケーブルを引き込む。

オーディオとメーターパネルまわりのカバーを外す

というわけで、まずはオーディオまわりのカバーから外していきます。画像の矢印で指した2本のネジをプラスドライバーで外します。端の方を、内張りはがしでそっと持ち上げるとクリップが外れるので、順番に他の部分のクリップも外していきます。
COMTEC「ZDR-015」オーディオパネルの取り外し
次に、メーターパネル上側にある2本のネジとオーディオのカバーに隠れていたネジ1本を同じくプラスドライバーで外し、手前斜め下方向に軽く押し下げながら引っ張るとメーターパネルまわりのクリップが外れます。カバーを少し浮かせた状態でカバー裏側のコネクター類を外せばカバーを取り外すことができます。
COMTEC「ZDR-015」メーターパネルのカバーの取り外し
COMTEC「ZDR-015」メータパネルのカバーの隠しネジ
続いて、オーディオを取り外すのですが、残念ながらここは写真を撮るのを忘れてしまいましたww オーディオはネジ4本で留まっているので、それらを外しオーディオも取り外しておきます。

検電テスターを使って常時電源とACC(アクセサリー)電源を探す

ここで、一旦バッテリーのマイナス端子を繋ぎます。

オプションの「駐車監視・直接配線コード(HDROP-09)」を使用する場合、常時電源とACC(アクセサリー)電源の2つの電源に配線する必要があるため、検電テスターテスターといった道具を使ってそれぞれの配線を探します。
ちなみに、常時電源というのは、イグニッションスイッチを「OFF」にした状態でもバッテリーから常に電気の供給がある配線のことを指します。また、ACC(アクセサリー)電源というのは、イグニッションスイッチを「ACC」の位置まで回した状態で通電がある配線のことを指します。

常時電源とACC(アクセサリー)電源の各電源を取り出す配線を確認したら、再びバッテリーのマイナス端子を外しておきます。

検電テスターって?

エーモン 検電テスター A49
エーモン 検電テスターの先端部分
検電テスターとは、自動車の車内配線の中から作業に使用する目的の配線を効率よく探すための道具で本体の先端は千枚通しのようなニードル状の形状をしており、反対側のコードの先にはワニグチクリップがついています。

また、検電テスターはコンパクトで価格もリーズナブルな物が多いので、自動車の電装部品の取付作業の際にひとつ用意しておくと大変重宝するアイテムです。

使い方はとっても簡単で、ワニグチクリップを画像のように車のボディの絶縁されていない金属部分にボディアースさせ、ニードル部分をコネクター端子など12Vのプラス電源の通電のある場所にあてると本体グリップ部分に内蔵されたランプが光る仕組みになっています。これを利用することで、効率よく12Vの電源を探すことができます。
COMTEC「ZDR-015」検電テスターのワニグチクリップをボディアースしたところ。
COMTEC「ZDR-015」検電テスターの通電ランプが光っているところ。
ちなみに、自動車のボディはバッテリーのマイナス側の端子と接続されており、マイナス側の電流は自動車のボディを通ってバッテリーのマイナス端子へと流れています。そのため、鉄板やネジなどの絶縁されていない金属部分を通してボディへマイナス側の電流を流すことを「ボディアースする」とか「アースへ落す」などと表現したりします。

エレクトロタップを使って常時電源とACC(アクセサリー)電源を接続していく

COMTEC「ZDR-015」エレクトロタップを使用して常時電源線とACC電源線に接続したところ。

次に、先程探しておいた常時電源とACC(アクセサリー)電源に「駐車監視・直接配線コード (HDROP-09)」を配線していきます。

赤色の線をACC(アクセサリー)電源線に、黄色の線を常時電源線にそれぞれ付属のエレクトロタップを使って接続していきます。残りの黒色の線はオーディオ周辺のアースのとれる場所にボディアースさせます。最後にもう一度、接続した配線に間違いがないかを確認してから、オーディオを元に戻しバッテリーのマイナス端子を繋げます。

本体の電源を入れ一通りの動作確認をして問題がないようだったら、取り外したしたカバー類を外した時と逆の手順で取り付けていきます。

露出する電源コードを隠していく

さて、あとは露出する電源コードをフロントガラスまわりのモールなどに押し込んで隠していくだけなのですが、今回使用した「駐車監視・直接配線コード(HDROP-09)」は、画像を見てもらってもわかるように、純正の電源ケーブルに比べて常時電源の配線が含まれている分、ひとまわり太くなっているため押し込むのに少し苦労しました。作業の時には、内張りはがしなどを使用すると指も痛くならず作業が楽になりますが、配線を押し込むことに夢中になり力を入れ過ぎるとコードの中の芯線が断線してしまうこともあるので気をつけてくださいね。
COMTEC「ZDR-015」純正シガープラグコードと駐車監視・直接配線コードの太さを比較したところ。

ドラレコステッカーも忘れずに

ドラレコステッカーを貼り付けたところ
最後にドラレコステッカーも忘れずに貼り付けておきました。ドラレコステッカーなどの「録画記録中」をアピールするステッカーは、ドライブレコーダーの装着の有無にかかわらず、その存在自体にあおり運転の抑止効果があると言われていますし、私もその効果を実感しています。もしも、「今は、お金がないからドライブレコーダーはちょっと・・・。」という方もまずはステッカーだけ貼り付けておくというのもひとつの有効な対策になると思いますよ。


さて、ZDR-015の取付作業は、これで完了です。Gセンサーの感度や安全運転支援機能のキャリブレーションなどの細かな設定は、また走行してみて少しずつ調整をしていけば良いと思いますし、まずは走行中の動画がちゃんと記録されていることが重要ですから、今回はこれでひとまず作業終了ですww

私も素人ですし作業の手は遅い方ですが、1日もあれば作業ができました。「今日は、フロントの作業だけ。」「明日は、リアカメラの取り付け。」といったように作業を分割して取り付けることもできますので、時間のある休日などに落ち着いてゆっくり時間をかければ一般の方にも十分チャレンジできそうな作業ですので、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

コメント

テキストのコピーはできません。