更新し忘れていませんか?危険物取扱者免状の写真を書換える際に用意する物やその手続きの方法について。

危険物取扱者免状 写真の書換え

先日、部屋の片付けをしていたところ、随分と昔に取得した乙種第4類危険物取扱者の免状が出てきました。懐かしく思いながらも「そういえば、書換えの期限はいつだったんだっけ?」と免状に目をやると・・・「平成28年6月2日まで」・・・って、もう余裕で過ぎちゃってるじゃないですかっww

あぁ、せっかく頑張って取得したのに・・・

と半ば諦めモードでネットで調べてみると、どうやら期限を過ぎていても書換えができるらしい・・・。ということで、今回は危険物取扱者免状の写真を書換える際に用意する物とその手続きの方法について書いてみたいと思います。

免状の書換えが必要となる場合について

さて、まずは危険物取扱者免状の書換えが必要となるのはどのような場合なのか少しおさらいしてみましょう。免状の書換えについて、乙種第4類危険物取扱者試験の参考書を引っ張り出して来て調べてみると、このように書かれていました。

次の免状記載事項に変更が生じた場合は、書換えを申請する必要があります。

  • 氏名
  • 本籍地
  • 免状の写真が10年経過した場合

出典 「わかりやすい!乙種第4類危険物取扱者試験」工藤政孝著

ちなみにこの参考書、乙4の免状を取得してから随分と年月が経ってから「もう一度ちゃんと学び直したい」と思うこともあり購入した物なのですが、所々挿絵を使ってわかりやすく解説してあったり暗記が必要な事柄に関しては語呂合わせなどで覚えるようになっており大変参考になりましたよ。

写真の書換え期限を超えていても書換えできるの?

そもそも、免状の写真の書換え期限である10年を経過してしまっている状態で写真の書換えができるのか、本当のところはどうなのか私の地域の申請先となる一般財団法人 消防試験研究センターの支部へ電話で問い合わせてみました。

すると、支部の方のお話では免状の交付から10年を経過してしまっていても写真の書換えは可能というお答えでした。詳しく話を聞いてみると、どうやら危険物取扱者免状そのものには有効期限といったものは無いそうで、たとえ10年を経過してしまっても特に知事から免状の返納を命令されたりといったことがなければ失効してしまうということはないそうです。

しかし、免状に記載されている写真の書換え期日を過ぎてしまうと、その写真に免状としての証明能力が無くなってしまうため、お仕事などで使用することができなくなってしまうのだそうです。そのため、免状の写真が有効なうちに書換えをするのは当然ですが、書換えの期日を超えてしまっていることに気づいた時点で速やかに書換えの手続きを行った方が良いとのことでした。

申請のために必要な物

それでは、今回私が申請のために用意したのは以下のような物です。

  • 危険物取扱者免状 書換・再交付申請書
  • 1600円分の収入証紙(※「収入印紙」ではなく「収入証紙」であることに注意!!)
  • 証明写真(1枚)(※縦 4.5cm×横 3.5cm、無帽・無背景の正面上三分身像のもの)
  • 既得免状(※現在持っている危険物取扱者免状のこと)
  • 発送用と返信用の封筒
  • 120円分と392円分の切手(※発送用と返信用)

危険物取扱者免状 書換・再交付申請書

この用紙は、消防試験研究センターのホームページからダウンロードすることができます。また、同じページから「危険物取扱者免状 書換・再交付申請書 記入例」と「申請に際しての説明事項」も一緒にダウンロードして、それらを見ながら必要事項を記入すれば作業がスムーズに進みますよ。

1600円分の収入証紙

書換えの手数料として、申請先道府県の収入証紙1600円分を購入します。くれぐれも「収入印紙」ではなくて「収入証紙(福岡県の場合は領収証紙)」なので間違えないように注意してくださいね。収入証紙の購入場所がわからない場合は、ネットで「収入証紙 購入場所」や「収入証紙 売りさばき所」といったキーワードで検索をすると情報が見つかりますので探してみてくださいね。ちなみに、私の場合は近所の交番の中にあった交通安全協会で購入しました。

また、東京都・大阪府・広島県については他の道府県と手数料の支払い方法が異なりますので、詳しくは消防試験研究センターのホームページにてご確認をお願いします。

証明写真(1枚)

危険物取扱者の免状に使用する証明写真は、6ヵ月以内に撮影したものを1枚用意します。大きさには縦 4.5cm×横 3.5cmで、無帽・無背景の正面上三分身像といろいろと条件がありますので注意が必要です。そして、用意した証明写真の裏面に撮影年月日と氏名・年齢を記入するのを忘れないようにしてください。

私は、いつも証明写真を撮影する時は写真屋さんでお願いするのですが、今回はDNPフォトイメージングジャパンの「ki-re-i」という証明写真機で撮影をしてみました。お手軽で画質も良く、プリクラのように画像を補正する機能や、撮影した画像データをスマートフォンにダウンロードできるサービスなどもあり大変便利でしたよ。なによりコストパフォーマンスに優れていてとても助かりましたよ。この「ki-re-i」はコンビニ、スーパー、ショッピングモールなど身近な場所に設置してあり、必要なときに気軽に撮影することができるのもありがたいですよね。

店舗の店先に設置されている証明写真撮影機「Ki-Re-i」

また、DNPフォトイメージングジャパンさんのホームページや同社の提供しているアプリでは、「ki-re-i」の設置場所を検索する機能もあり急に証明写真が必要になった場合にも最寄りの設置場所をすばやく探すことができます。

ところで、「無帽・無背景の正面上三分身像」というところの「無帽」と「無背景」は分かるとして「正面上三分身像」という言葉がちょっと分かり難いですよね。読んで字の如く「正面から見た上三分身像」なわけですが、問題は「上三分身像」だと思います。ちなみに、私が申請に使用した証明写真のレイアウトを見てみた印象としては、「下は、だいたい胸のあたり」「左右は、肩関節が入るくらい」「上は、頭の上に少し余白ができるくらい」といったところでしょうか・・・。

既得免状

これは、現在持っている危険物取扱者免状のことです。失くしてしまったりしている場合は、再交付の申請が必要なのでまた手数料などが変わってきますので注意してくださいね。

発送用と返信用の封筒

今回は、発送用の封筒に書類を折り曲げたりせずに済むように角形の2号を用意しました。発送の際には、用紙に貼り付けた写真に折り目がつかないように気をつけてください。

返信用の封筒の形は定形封筒(長さ14cm~23.5cm、幅9cm~12cm)で新しい免状の送り先の郵便番号・住所・氏名をあらかじめ明記しておきます。そして、新しい免状は簡易書留で郵送されて来ますので、そのための392円分の切手を貼り付けておきます。

120円分と392円分の切手

切手は、申請書類の発送用に120円分と返信用の簡易書留のために392円分をそれぞれ用意します。

申請の窓口は?

申請書類の送り先は、申請者の居住地、勤務地、または免状の交付を受けた道府県の消防試験研究センター支部になります。
また、東京都の場合は申請先が異なるようなので、別途確認が必要になりますのでご注意ください。


さて、これで危険物取扱者免状の写真書換えの手続きは完了です。あとは、新しく発行された免状が到着するのを待つのみです。残念ながら、現在私は危険物取扱者の免状が必要になるようなお仕事はしておりませんが、またいつ免状が必要になるとも限りませんから、日頃から免許や資格の管理を怠ってはいけませんね。

また、再度、危険物取扱者免状を使用するお仕事に就く場合には、「危険物取扱者保安講習」という講習を受講しなければいけないので、こちらも忘れてはいけませんので気をつけましょう。それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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