あおり運転への対策として、前後方向を記録できるドライブレコーダーを取り付けたいと思います。

kzj78w ドライブレコーダー

皆さんは、「ロード・レイジ」という言葉を耳にしたことはありませんか?ここ何年かからのことでしょうかネットやテレビなどで見たり聞いたりすることが多くなってきた言葉ですが、ネットで少し調べてみたところ、次のような事柄を指す言葉なのだそうです。

自動車走行中の割り込みや追い越しに対して、車間距離を詰めてあおる、進路妨害するといった報復行動に及ぶドライバーのこと、もしくはその行為を指す言葉。

出典 コトバンク

最近では、2017年に東名高速道路で起こった痛ましい出来事も記憶に新しいことかと思います。私は普段から軽自動車に乗っているのですが、車格が小さいこともあってか運転中に「あおり運転」を受けることもよくあります。近頃では、安全運転をしていても他人様の気分次第で思わぬトラブルに巻き込まれるといったことも珍しくなくなりましたね・・・。

そんなある日、父から「自分の車の後方にもドライブレコーダーを取り付けて欲しい。」と頼まれました。父の愛車であるトヨタ ランドクルーザー プラド(KZJ78W)のフロントには、すでにコムテックのドライブレコーダー「HDR-251GH」が取り付けてあるのですが、あおり運転対策として後方にもドライブレコーダーを取り付けて欲しいということでした。

そこで、今回は新たに取り付けるドライブレコーダーについてその選択候補や新しい機種求める条件ついて少し考えてみたいと思います。

新しく購入するドライブレコーダーに求める条件

当初は、「後方に追加で別なドライブレコーダーを取り付ける」という方向性で話は始まったのですが、現在使用しているHDR-251GHも取り付けてからそろそろ2年が経過しようとしていることもあって、この際、前後のカメラがセットになっている2カメラタイプのドライブレコーダーに買い替えようということになりました。

今回、新しいドライブレコーダーを選ぶにあたって、あくまで個人的な好みとしてではありますが、「ここだけは押さえておきたい」というポイントがいくつかあったのでここで少しまとめておきたいと思います。

記録解像度が「FullHD(1920×1080)」に対応していること

最近のモデルの中には、FullHDを超える高画質録画を謳ったものも多く出てきました。しかしながら、動画をより鮮明に記録できるのはとても良い事だと思うのですが、そのぶん容量の大きな記録媒体が必要になると同時に記録できる時間も短くなってしまいます。そういったことから、記録映像の画質と記録可能な時間(容量)のバランスを考えると、イメージセンサーやレンズの性能にもよりますが、今のところは記録解像度が「FullHD(1920×1080)」に対応していれば充分なのではないかと思います。

そうとは言っても、私は決して高画質録画を否定しているわけではありません。むしろこれからも開発を続けていただき、ゆくゆくは高画質での記録をより一般的な製品に反映していってもらいたいと望んでいます。

LED信号機に対応していること

LED信号機のLEDは点灯しているように見えていますが、実は高速で点滅を繰り返しています。たまにドライブレコーダーの映像を見ていると信号機がゆっくりと明滅を繰り返したり、消灯してしまっているように見えるシーンを見たことはありませんか?

これらは、LED信号機の点滅周期とドライブレコーダーのフレームレートが一致してしまった際に起こる現象なのですが、万が一事故が起こった時にせっかく録画した映像の信号機が「真っ暗」では映像による説得力も半減してしまいますよね。そのため、LED信号に対応したドライブレコーダーのフレームレートは、LEDの点滅周期と重ならないように対策が施されています。

GPSが搭載されていること

GPSが搭載されているモデルにはいくつかのメリットがあります。まず、自分の車がたどった経路を後から確認することができることに加えて、その時の車速も同時に記録することができることです。これによって、万が一の際の「いつ」「どこで」といった情報を正確に把握することができます。

しかしながら、それと同時に自分自身の犯した交通違反の有力な証拠になる場合もあるということを忘れてはなりません。どちらかといえば、そのことを肝に銘じて今まで以上に交通ルールを守り、安全運転に徹するための意識づけと考えた方が前向きで良いですよね。

また、この他にもGPS搭載モデルには時刻設定の手間を省くことができるといったメリットがあります。これは、GPSが衛星から位置情報を取得する際に一緒に時刻の情報も取得するのため、自動で時刻の補正を行ってくれるからです。これによって、いちいち時刻がズレていないか気にしたり手動で時刻を補正したりといった煩わしさから解放されます。

SDカードチェック機能が搭載されていること

SDカードチェック機能とは、電源投入時に本体に挿入されているSDカードにエラーなどの問題がないかどうか、録画のスタート前にあらかじめチェックをしてくれるという機能です。この機能は、ユーザーの側からは気づかれにくいため意外と盲点になってしまう機能かもしれませんが、普段から常時録画などのモードで撮りっぱなしにしている方にとってはとても大切な機能だと思います。

以前、ユピテルのドライブレコーダー「DRY-FH200」を使用していた時には、録画中のランプは点灯しているのに、実際は録画ができていない事に気が付かないままずっと走り続けていたということが何度かありました。たまたま、SDカードをチェックする機会があったので気が付いたのですが、そのまま走り続けていてもしも事故が起こった時に映像が記録されていなかったらと考えるとちょっとゾッとしますよね。

ノイズ対策がされていること

ドライブレコーダーは、電子機器のため動作することでいくらかの電磁ノイズが発生します。そのノイズ対策をしていないモデルの場合、カーナビの受信感度が下がったり地デジの映像にノイズが走ったりといった悪影響を及ぼします。私の父は、アナログ世代のため普段からカーナビなどを使わない人なのですが、運転中はラジオをよく聞くことがあるので、海外製などのノイズ対策のされていないドライブレコーダーは可能な限り避けたいと思います。

国産メーカーであること

ユピテルのドライブレコーダー「DRY-FH200」のリコールの件でもそうですが、故障時のサポートということを考えるとメーカーのサポートセンターが海外の場合連絡を取るだけでも一苦労です。

言葉の壁が立ちはだかるのはもちろんのこと、製品のトラブルに対するサポートの対応に関しても国産メーカーのそれとはどうしても差が出てしまいます。「海外製品にトラブルはつきもの」と言ってしまえばそれまでですが、万が一の事を考えると日本語が普通に通じるというだけでも安心感がありますからねぇ・・・。

結局、最終的にはコムテックだった・・・

さて、ここまでいろいろと新しく購入するドライブレコーダーの選択基準を考えてきて、できればいくつかの候補をご紹介できればと思っていたのですが、実際に探し始めてみると・・・ないww

前後2カメラがセットになっている製品は、国内ではあまり需要がないのか国産メーカーさんのラインナップにはほとんど載っていませんでした。ユピテルやアサヒリサーチ株式会社の「ドライブマン」でも以前はそのような製品を取り扱っていたようですが、どれも現在では生産終了となってしまっているようです。

海外のメーカーでは取り扱っているメーカーがちらほらとありましたが、上記のようなサポート面やノイズ対策などの不安から今回は選択肢からは外すことにしました。そういったことから、結局のところ上記に挙げた条件を満たしている製品はコムテックのドライブレコーダー「ZDR-015」くらいしか見あたらないという結論にいたりました。

メーカーさんとしても、無理をして前後のカメラを連動させるよりも、前と後のそれぞれを独立で運用する方が効率が良いということなのかもしれません。その方が、ユーザーさんの選択肢の自由度も広がりますしね。


さて、そういうわけで新しく購入するドライブレコーダーは、コムテックのドライブレコーダー「ZDR-015」に決定したわけですが、ネット通販で探してみたところどこも品薄状態が続いており、見事に価格が高騰してしまっているようですねww

ま、まぁ、気長に探してみます・・・。それでは、最後までお読みいただきましてありがとうございました。

コメント

テキストのコピーはできません。